2016.12.01(木)
障害者手帳の第1種と第2種の違い

障害者手帳の第1種と第2種の違い

1.はじめに

身体障害者手帳と療育手帳には、「1級」「A」など障害の程度を記す覧の他に、『旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄』というものがあり、「第1種」または「第2種」が記載されます。
この記事では、第1種、第2種の判定方法と、受けられるサービスの違いについて解説します。


2.第1種・第2種判定方法

①身体障害者
身体障害者手帳の「第1種」「第2種」の判定は、障害の程度を示す等級に準じて決定されます。
わかりやすく一覧表にしてみました。
下の一覧表の障害者手帳の第1種と第2種の違いは「第1種」の判定となる範囲を示し、障害者手帳の第1種と第2種の違いは「第2種」の判定となる範囲を示しています。

障害者手帳の第1種と第2種の違い
※上記左欄に掲げる障害を2つ以上有し、その障害の総合の程度が上記第1種身体障害者欄に準ずるものは第1種身体障害者となります。

②知的障害者
療育手帳における「第1種」「第2種」の判定は、知能指数を目安に判定が行われます。

・第1種
第1種知的障害者は、知能指数がおおむね35以下の者であって、日常生活において常時介護を要する方が対象となります。また、肢体不自由、盲、ろうあ等の障害を有し、知能指数がおおむね50以下の者であって、日常生活において常時介護を要する程度の方も対象となります。

・第2種
第2種知的障害者は、前述した「第1種」以外の知的障害をお持ちの方が対象となります。

③精神障害者
現在、精神障害者保健福祉手帳には、『旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄』が無く、「第1種」「第2種」の判定は行われていません。


3.サービスの違い

「第1種」「第2種」でサービスが異なるのは、「JR」または「飛行機」を利用するときです。

・JR
JRでは、「第1種」の方がお付き添いの介護者と共に乗車する場合は、介護者も含めて割引の対象となります。単独で乗車する場合の割引は、片道の営業キロが100キロを超える場合に限られます。

障害者手帳の第1種と第2種の違い

JRについてはこちら

・飛行機
身体障害者の方は、JRと同様に、「第1種」は本人とお付き添いの介護者が割引の対象となり、「第2種」では本人のみの割引となります。
知的障害者の方に関しては、療育手帳の航空割引覧に「航空割引、本人・介護者」の証明印が捺印されている方は、本人と介護者が割引の対象となり、「航空割引、本人」の証明印が捺印されている方は本人のみの割引となります。
ただ、手帳を利用した割引よりも、「早割」などの他の割引サービスを利用し方がお得なことが多いそうです…
障害者割引を利用しなくても、搭乗の際に配慮してもらえるように事前に航空会社に知らせておきましょう。

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・その他の交通機関
その他にもバス、フェリー、ロープウェイなど様々な交通手段がありますが、JRにならって「第1種」「第2種」の割引区分を採用しているところもあれば、精神障害者保健福祉手帳も含めすべての障害者を一律の割引率にしているところなど様々ですので、各交通手段にてご確認ください。
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4.おわりに

障害者手帳の「第1種」「第2種」は、JRまたは飛行機を利用する際の割引対象者を区別するためのものです。「第1種」は本人と介護者が割引対象となり、「第2種」では本人のみの割引となります。


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